パンチのミコちゃん

どうも、Sydneyです。

最初にお断りしておくと、当Blogで音楽を取り上げるつもりはなかったので、弘田三枝子さんのトピックについて取り上げるのは一旦これで最後にしたいと思います。

今回は僕が2018年に購入した、弘田三枝子さんの2枚のアルバムについて取り上げたいと思います。

ミコちゃんのヒット・キット・パレード

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初期の溌剌でド迫力なミコちゃんを堪能したい人はこれ1枚で充分と言っても良いかも。

1960年代前半というと、日本では「ポップス」というと洋楽の流行歌全般を指していた。

ニール・セダカ、コニー・フランシス、ヘレン・シャピロ…。
個人的にはやっぱり「ヴァケーション」が最高。
「パンチのミコちゃん」といえばやっぱりこれでしょう。
歌を完全に自分のものにしてますよね。

最先端の洋楽を日本語詞でカヴァーするのが一般的だった時代とはいえ、当時全てのカヴァー・ポップスの日本語詞がノレてたかというと正直言って首を傾げたくなる歌手(実力的な問題)や作品(日本語詞の相性)もあるんだけど、ミコちゃんは別格だった。

正直、一言にパンチという言葉で片付けるのは乱暴なんじゃないかと。
米軍キャンプで鍛え抜かれた歌唱力、大衆を魅了する表現力はまさに「天才」と呼ぶに相応しい。

あと、あまり言われてないんですけど、日本語詞の発音を変えた最初の歌手だとも思ってます。

弘田三枝子・しんぐるこれくしょん

コロムビア時代のベスト的な内容。
はち切れんばかりの若さとパンチでカヴァー・ポップスを熱唱する東芝時代とは趣を異にして、しっとりと歌い上げる大人の歌手へと変わって行く雰囲気を感じます。

移籍第1弾となる、サビのダブルトラックが心地よい「砂に消えた涙」とそのA面でまだ初期の感じが残る「はじめての恋人」。

中尾ミエさんのヴァージョンに先駆けてリリースされた「夢見るシャンソン人形」。たどたどしい歌唱法が魅力的なフランス・ギャルのオリジナル盤とは正反対に絶対の歌唱力でキメてくれてます。

時は流れて、世はG.S.(グループサウンズ)ブーム真っ只中。
この辺りから筒美京平作品を連発していきます。
筒美ポップス第1弾「渚のうわさ」はまさに和製ポップスの幕開けを象徴する名曲。このアルバムからは残念ながら選曲漏れしてますが、B面の「風とオトコのコ」は所謂「一人GS」の傑作。G.S.はもちろん、黛ジュンさんや中村晃子さんあたりが好きな人にもおすすめです。

そして、イメージ・チェンジをしてカムバックを果たした「人形の家」。
正直、子どもの頃はどうも陰鬱に暗くて好きになれなかった。
それが今では一番好きだったりするのだから、未来なんて分からないもんです(笑)

さてと、このぐらいにしときましょうかね。

令和の時代に、ミコちゃんの音楽が新たな世代に少しでも伝わると良いなと思って、ダラダラと駄文を書いてみました。

今回あげた2点のアルバム以外にもたくさん販売されてるので、興味がある方はぜひご自身の耳で確かめてみてください^^

それでは。

※2020/11/11 更新



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