【お城】松前城 -Matsumae castle-

日本100名城 No.3:松前城

松前城本丸御門(左・現存・重要文化財)と天守(右・1960年RC造外観復元)
閑居の窓から見えるものさんによる写真ACからの写真

基本データ

概要

松前城は、1849年(嘉永2年)、北方の海防強化というの江戸幕府の意向で、松前藩に築城させた江戸時代最後の日本式城郭(一部洋式)として知られています。

築城にあたって、幕府は日本三大兵学者の一人・長沼流の兵法に通じた市川一学(いちかわいちがく)を派遣しました。

市川による縄張設計で、松前氏のそれまでの居館・福山館を大幅に改修し、1854年(安政元年)に松前城は完成しました。

この時に初めて3層の天守があげられていることから、武家政権下における最後の天守といえます。

海防上、火砲を重視したため、城の内外に37基の大砲を備えていました。

城はその後、戊辰戦争や開拓使による取り壊し、大東亜戦争の影響を受けながらも天守、本丸御門、本丸御門東塀が1941(昭和16)年に旧国宝(のちの国重要文化財)に指定されましたが、1949年(昭和24年)に惜しくも失火で天守と本丸御門東塀を焼失しました。

現在の天守は、1960年(昭和35年)に鉄筋コンクリートで復元されたもので、外観は消失前の姿を忠実に再現しているようです。

なお、松前城の石垣は「亀甲積み」という「切り込みハギ」の一種の技法で、遠くから見ると石垣の継ぎ目が判別できないほど美しく積まれています。

これは、石材を六角形に加工して積み上げることで、さながら亀の甲羅の模様に見えるためこう呼ばれており、重力を均等に分散させることで崩落のリスクを軽減しています。


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交通

JR江差線「木古内」駅から函館バス「松前行き」で約1時間30分「松城」下車、徒歩約10分

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