続日本100名城 No.143:美濃金山城

基本データ
- 築城年代:1537年(天文6年)
- 別名:兼山城、鳥峰城、鳥ヶ峰城
- 構造:山城
- 築城者:斎藤妙春
- 主な城主:森氏
- 所在地:〒505-0130 岐阜県可児市兼山
- 管理団体公式サイト:美濃金山城跡(可児市観光交流課・チャンバラ合戦 -戦 ikusa- 可児市の乱)
概要
美濃金山城は1537年(天文6年)に美濃守護代の一族であった斎藤妙春(正義)が、斎藤道三の命令で築城した烏峰城がはじまりとされています。
やがて尾張の織田信長が美濃を支配したのに伴い、1565年(永禄8年)、信長家臣・森可成が城主となりました。
この頃に城名が「兼山城」に改められ、以降「金山」といった表記も散見されるようになったようです。
森氏の在城は可成死後も子の長可・成利(蘭丸)・忠政と、1600年(慶長5年)の川中島移封まで続きました。
森氏移封後は石川氏の預かりとなり、翌年に建物は解体されて、建材は犬山城の改修に使われたといわれています。

美濃金山城は標高約276mの古城山の山頂に築かれた山城で、天守台を山頂の本丸北東隅に配置し、本丸を中心に左翼と右翼に広がるような形で、二の丸や三の丸が配置されていました。
また、本丸は総石垣、その他の曲輪でも部分的ながら石垣が用いられており、北隅には安土城天守とほぼ同時期に建てられたという付櫓を持つ二重天守が存在していたようです。
交通
名古屋鉄道広見線「明智」駅からYAOバスで約15分「城戸坂」下車徒歩15分

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書籍
※2020/11/28 更新