続日本100名城 No.140:玄蕃尾城

※Wikipedia(玄蕃尾城)からの写真
基本データ
- 築城年代:1582年(天正10年)
- 別名:内中尾山城
- 構造:山城
- 築城者:柴田勝家
- 主な城主:柴田氏
- 所在地:〒914-0313 福井県敦賀市刀根
- 管理団体公式サイト:長浜・米原を楽しむ観光情報サイト
概要
玄蕃尾城は1582年(天正10年)、柴田勝家により築かれた山城ですが、築城時期と築城者には諸説あるようです。
翌年3月、勝家は羽柴秀吉と対決すべく玄蕃尾城に本陣を置き、周辺一帯に多くの陣城(じんじろ)を築かせました。
4月に秀吉の軍勢が大垣に出陣した隙をついて、勝家も攻勢に転じましたが、 秀吉軍の反撃にあい、総崩れとなって北庄城(のちの福井城)へ敗走しました(賤ヶ岳の戦い)。

構造
玄蕃尾城は、北国街道を見下ろす内中尾(うちなかお)山の山頂に位置していました。
縄張りは、主郭をはじめ主要となる曲輪が南北に4つ並んでおり、主郭の前方・ 後方に馬出を合計2つ配置されています。
賤ヶ岳の戦い後は、城地そのものが再利用されなかったため、勝家が本陣として利用した時代の遺構を良く残しています。


交通
JR北陸本線「敦賀」駅からコミュニティバス「愛発線」で約30分「刀根」下車徒歩約50分ほか
【備考】
・冬季11月下旬~4月下旬の登城は困難
・熊出没注意🐻

福井・滋賀県境にある玄蕃尾城周辺は人気も少ない山あいの土地なので、食事は滋賀方面なら長浜、福井方面なら敦賀の市街地で済ませておきたい。



書籍
※2020/11/28 更新