続日本100名城 No.101:志苔館


※Wikipedia(志苔館)からの写真
基本データ
- 築城年代:14世紀末~15世紀初頭頃
- 別名:志濃里館(しのりだて)
- 構造:平城
- 築城者:小林良景
- 主な城主:安東氏一族(?)
- 所在地:〒042-0923 北海道函館市志海苔町
- 管理団体公式サイト:函館市
概要
14世紀末頃、蝦夷代官として北海道へ進出した津軽安東氏が、渡島半島の海岸線沿いに築いた12か所の拠点「道南十二館(どうなんじゅうにだて)」の一つで、安東氏の家臣小林氏の築城とされています。
1457年(長禄元年)のコシャマインの戦い、1512年(永正九年)には「ショヤコウジ兄弟の戦い」など、アイヌと和人(本州以南に住む人々)との抗争において激しい攻防戦が繰り広げられ、志苔館も二度にわたって陥落しました。
館跡地は地の利を活かした設計がなされており、西は旧志海苔川、東は沢、南は海に面した丘陵上に築かれています。
四方に土塁と空堀を巡らせた単郭台形の縄張で、計七棟分の建物跡が確認されているほか、跡地からは推定15世紀前半頃の陶磁器、中国銭などの遺構が出土しています。

交通
JR函館本線「函館」駅から函館バス7系統などで約35分「志海苔」下車すぐ

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志苔館跡は湯の川温泉からも近い。函館に行く際は五稜郭とセットで訪れたいところだ。

書籍
※2020/11/28 更新



